Internet ExplorerとFirefoxの脆弱性分析(IEの傾向)

Microsoftは2004年8月にInternet Explorer 6 SP2を公開し、それから3年間で79個の脆弱性を修正した。―重大性の高いものは50個、中程度のものは24個、低いものは5個で、月平均は2.1個である。

MicrosoftInternet Explorer 7のWindoes XP SP2向けを2006年10月に、一部のWindows Vista向けを2006年11月に公開した。それから約1年間で、MicrosoftInternet Explorer 7の脆弱性を17個修正している。―重大性の高いものは14個、中程度のものは3個で、月平均は1.4個である。17個の脆弱性のうち、14個のいがVista版に関連するため、Vista版の脆弱性保有率はわずかに少ない。


図は、Internet Explorer 6およびWindows XP SP2版とWindows Vista版のInternet Explorer 7について、リリース後の1年間の脆弱性修正を表している。旧バージョンを比べて脆弱性が少ない最新バージョンのInternet Explorerの、そしてXP SP2版よりVista版の方の、セキュリティが高いことが、データから読み取れる。